5/19(日)晴れのち曇り
さつき杯【低学年の部】、初優勝は見事でしたね。
レポートはアキトコーチに任せているので、自分は勝手に撮った写真で更新しようと思います。
さて、
この学年は、3年生の頃までも成績的には海老名FC史上、“NO.1!!”なんですね。
昨年は、県央大会で3位にも入賞しました。
でも、スタッフの中ではいつも話し合われていたことがあります。
「低学年までは、勢いのある子や足の速い子が多ければそれで勝てちゃうんだよね。
子どもたちも、勝っているからそれで良いと思っちゃう。
もちろん、足が速い事やボールに対する執着心を持っている事は悪い事じゃない。
でも、それだけじゃ高学年になってからは通用しないんだよね。
勝っているから良いじゃなく、彼らの今をしっかり分析して、サッカー選手として成長を続けられるように指導しなきゃね。」
なので、海老名FC子どもたちによく言う言葉があります。
「君たちが試合に勝ちたいという気持ちは、良くわかる。
その気持ちが無ければ、試合なんかやっちゃいけない。
でも、今やるべき事をやらないで目先の勝利を優先する事は嫌なんだ。
極端に言えば、今やるべき事をやって結果負けたとしても、自分は構わないと思っている。
今、出されている課題は今後のサッカー人生に必要なもの。
だから、簡単に出来るもんじゃないもん。
今から取り組んで、何試合もこなしてやっと出来るようになるもの。
6年生頃になって今の課題を始めて言われて取り組み始めるより、今からやればもしかしたら6年生の頃には出来ているかもね。
君たちのほとんどは最終的にはプロになりたいんだろ。
だったら、この課題は最低ライン。
これは最低ラインであるけど、これが出来るようになるとサッカーは本当に楽しくなる。
大切なのは、チャレンジしながら、成長し続ける事。
目先の勝利はそれ程重要じゃない。」
そういう意味ではこのチーム、新しく生まれ変わろうとしています。
彼らの “見えない努力” にご期待ください。
簡単に言えば、 “誰でも出来るサッカー” です。
足が速くなくたって、パワーが無くたって、背が低くたって、出来るサッカー。
足が速い、背が高い、パワーがあるetc・・・。
そのアドバンテージを将来的に活かせるように、今はそれだけに頼らないサッカーを指導したい。
それが出来るようになれば、将来的に今より足が速くなってパワーもついて、身長も伸びればもっとプレーで表現出来る事が多くなる。
簡単に言えば、プレーの幅が拡がる。
自分自身で言うのもなんですが、プレーヤー時代は足が速かったです。
高校時代は、足の速さが魅力で3つの大学からサッカー推薦が来たんですから。
今の体系からは想像出来ないでしょうけど。。。(笑)
でも、今の自分の立場から当時を分析すると、足はメチャクチャ速いけど良いプレーヤーだったとは言い難いですね。
2006年に日本サッカー協会B級ライセンスを取得しに神奈川県サッカー協会4種技術委員会推薦枠で行きました。
そのコースに、現役のプロ選手が受講していたんですね。
アビスパ福岡や大宮アルディージャの選手たちです。
その中で、ゲームという授業があるんです。
受講生32名を16名づつ2チームに分けて、全員ゲームには出場するという条件で、日本サッカー協会のスタッフが監督とコーチ、フィジカルコーチの3名を選ぶんです。
ちなみに自分は受講生の中でも高齢だった為、監督に選ばれたわけですが、やっぱ現役選手とプレーして思ったのは全てが速い。
足が速いだけじゃ、それほどアドバンテージにならないと感じました。
だから、彼らが大きくなった時にそうなって欲しくない。
自分と同じ失敗をして欲しくないですから。
自分の選手としての経験と、20年コーチとして勉強して来た全てを係わったすべての子どもたちに伝えたいですね。
理想は、自分の係わった全ての選手が
“誰からも愛される素晴らしい人間・選手になって欲しい。”
それだけです(*^_^*)
試合後のミーティングで、福士コーチから総評。
何が出来て何が出来なかったか。
彼らの現状と、これからですかね。
4年生は、3年生の頃海老名市大会を優勝しているので、県央リーグに出場する事が決まっております。
6月には、4年生の海老名市大会があります。
これからが忙しそうですね。
でも、たくさん試合が出来そうなので、また色んな経験がつめそうですね。
お楽しみに。。。