6/30(日)晴れ
大会2日目。
初日を1勝1敗で終え、思ったより良いスタートを切りましたね。
今日が勝負どころでもありますね。
大会3戦目の相手は、JESC。
試合前のミーティングは和やかだったんですけどね。
試合が始まると緊張からか、動きの悪い子が多かったですね。
やはり、一番心配していたことが出たかなと。
ここまで、昨年の優勝チームの柏ヶ谷に引き分け、3位のキッカーズに勝利し、上々のスタート。
こうなると、負けなければ優勝出来るかもしれないという気持ちの方が優先されてしまうんですね。
なので敢えて、違う事を考えられるようなミーティングにしたんですけどね。
なので、試合中仲間が良い状態でボールを持っているのに、そのボールに係わろうとしない。
ディフェンスでも、良いポジションをとっているのにチャレンジしない。
チグハグなところが目立ちましたね。
多分、自分のミスで負けたくないという気持ちが勝ったんでしょうね。
だから、誰も積極的に動き出さない。
前半、いつも通り積極的にプレーしたのはシュウジ・イブキ・マッピーだけでしたね。。。
これじゃ、話にならない。
初日に何故、勝てたのか?
何故、良いプレーが出来たのか?
何故、相手を困らせる事が出来たのか?
今まで通り、状況を観て考え、積極的にプレーをしていたからだと思うんです。
でも、それを忘れて、負けたくない⇒自分がミスをしたら仲間に迷惑をかける⇒ミスしたら点を取られる⇒ミスは出来ない⇒ボールに係わらないようにする⇒結果、他の選手に任せる。
こういう構図が出来上がるんです。
負けられないというプレッシャーが彼らの構図を変えてしまうんです。
ここが彼らの悪い所なんですね。
それでも前半、時折効果的な攻めを見せ、先制します。
先制した時の形は、分厚かったですね。
いつも通りプレーすると、良いプレーが出るんです。
これでいつも通りに戻るかな?と、思いきや・・・。
残念ながらこの試合では継続しませんでしたね。。。
ハーフタイム、厳しく言いました。
「シュウジ1人だけじゃ、勝てない。
ミスを恐れて人任せにして、それでみんなが上手くなるならそれでもイイよ。
でも、プレーもしないで上手くなると思っているの?
それに、チームと仲間の為に身体張って頑張っている仲間を見て他のみんなは何も感じないのか?
試合が終わった後に泣いて、もっと出来たなんていつも言ってるじゃん。
試合後に、後悔しても遅いんだよ。
今なら間に合うだろ。
試合前に言っただろ。
ただ勝ちたい勝ちたいだけじゃ、勝てない。
勝つために具体的に何をするのか?
具体的に何を頑張らなければならないかをハッキリ出来なければ、ただ走るだけで頑張りようがないだろ。
今までやって来た事をもう一度言うから、思い出せ!」
後半スタート。
前半よりも積極的にプレーする子は増えたかな。
でも、相変わらずプレッシャーから逃げ続ける子もいて・・・。
後半も1点を奪って、2-0で何とか勝つことが出来ました。
結果、2勝1分で単独首位に躍り出ました。
良かったのかな〜?
今の状態じゃ、この結果が彼らをさらに苦しめる気がしてならない。
でも、あまり経験出来る事じゃないから、良しとするか。
いつかはこの状況を克服できるようにならなければいけないんですからね。
大会前、この大会の位置づけについて、担当の柴田コーチや他のコーチとも話し合いました。
上の大会に進むことで、より多くの経験を積み、選手を成長させる方法を優先させるか?
その為には、他チームとの戦力と自チームの戦力を現実的に捉え、戦術を変えながら戦わなければならなくなる。
それとも、この大会の勝利よりも今まで通り積み重ねて来た事を優先させるか?
現時点では勝てない可能性はあるが、将来的には伸びる可能性が高い。
色々と意見は出ました。
スタッフとしても、迷うんです。
彼らの6年生としての市内大会は一回だけですからね。
だから、その一回だけしかないものを大事にしてあげたい。
将来、将来なんて言っても、今を大事に出来なければ、将来なんて無いですからね。
スタッフの大方の意見は、
「やるからには勝とうとする事はもちろん大切。でも、今勝つことが一番重要かと言えば、そうではないのではないか?」
スタッフの意見は統一されました。
後は、選手達の望む気持ちに応えるだけです。
ミーティングでどちらを選ぶか聞いてみると、「両方!!」
そうなるわな〜。。。
子どもたちは欲張りです。
そんな彼らの欲張りに応えられるよう、頑張って行きたいですね。