海老名FC Jr.ユース6期生
監督の斉藤です。
彼らは、過去最低人数の8人というメンバーです。
そのうちGKが2人。
フットサル出身が3人。
少年サッカーを経験してきた選手はGKの2人を含めて5人。
昨年のU13リーグでは、
2部リーグ・7戦 1勝6敗 8位
3部リーグ・7戦 1勝6敗 7位
という成績でした。
サッカー経験者が少ないから負けてしまったのでしょうか??
私は、「絶対に違う」
と確信しています。
少しではありますが、U14リーグの試合内容をお知らせする前に、
彼ら海老名FCU14(6期生)の紹介をこれからしたいと思います。
文章が長いところが多々ありますが、
お付き合い頂ければ幸いです。(^^)
昨年の夏の合宿では、現在U15の選手を3名チームに加えて、1つ上の世代の試合合宿に登録。
群馬県で3日間、試合だけの毎日を送りました。
結果は、8チーム中、第3位。
上級生の3名は、たくさんの良い刺激を与えてくれました。
部活と違い、上級生や下級生と普段時間を共にすることが少ないクラブチーム事情において、
この経験はもの凄く有難い経験であります。
ユウジロウ・ユズヒ・サネユキ。
その節は大変お世話になりました!!!! ( ;∀;)/
現在のU14は、海老名FC・Jr ユース史上、たくさんの人に支えられています。
それは、実際に試合に出場するU13の選手だけを指しているのではありません。
多くの面で、
あらゆる人たちから、
昨年も支えられてきて、いまも支えられています。
にもかかわらず、
本人たちは実際にサッカーの試合になると自分たちの弱さばかりを嘆いてばかりで、
メンバー同士で、はたまた相手チームと、
真剣に衝突することを恐れます。
今年の春休み中やGW中に、U13の選手を混ぜて練習試合。
またある日は、
U15の練習試合に混ぜてもらって試合をさせて頂きました。
彼ら(U14)の練習試合だと伝えて。
ですが試合に勝つ為に身体を張り、指示を出し、
必死にゴールを目指すのは、
必死にゴールを守るのは、
残念ながら、U13とU15の選手達がほとんどで、
U14の選手は日によって、
必死にサッカーに打ち込める選手が変わってしまいます。
人数が他学年に比べ少なかったりして、張り合いやモチベーションが上がりにくいのは、
十分理解しています。
なぜなら、私は少年の頃にそれを経験しているからです。(^^)
海老名FCの選手には少年でも、中学生でも、過去の私の経験を伝えてきました。
まだ知らない人がいて、知りたかったらいつでも質問してください!(^^)/ 笑
「自分たちは、支えられている。」
という自覚は、彼らU14の選手にはちゃんとある。
以前、質問したら、なが~~~~い時間掛けて、そう答えてきましたから。笑
最近の子は質問に答えるのも考えるのも、時間が掛かります。
(言い換えれば、支えてもらうのが普段から当たり前だと思っていて、考えていない証拠です。)
だからこそ、大好きなサッカーでは、
誰よりも走り、ボールに食らいつき、
たとえ不器用で、下手くそでも。
ピッチ上の誰よりも貪欲でなければ。
そういう強さを示せる選手・チームであろうと、
昨年、1年間かけて、「心の在り方」を優先して伝えてきました。
技術・戦術面よりも、多くの時間を掛けてです。
「クラブチームなのに?? 精神論・・・?」
と思う人もいると思います。
そう思われて批判されても、当然だと理解しています。(^^;)
我々は、決して安くないお金をご家族の皆様から頂いて、プロとして、選手を育成しているわけですから。
(※ 部活動に比べたら、もちろんボールを触る時間、指導者が学年にいて指導を受ける時間は、
海老名FCでも長いですよ。)
賛否両論。
人に何かを教える、指導する者、全員に問われる永遠のテーマと言っても過言ではありません。
『素晴らしい人間、選手は、自主性の先になるのか、強制の先になるのか。』
『自立とは、自主性の先に生まれるのか、強制の先に生まれるのか。』
等々・・・。
正解は、正直言ってわかりません!!!!笑
指導者やってるのに、結局?
な答えで、すいません!!!
海老名FCにおいても、毎年キャラクターの違う選手が入団してきて、
その年代その年代で、人数も違います。
だからこそ、我々スタッフは悩みながらも楽しんで、信念を持って、仕事をさせて頂いております!(^^)
本当に、ありがとうございます。
私自身はというと、
どの時代、性別、スポーツ、仕事においても、
あらゆることに対して、
取り組むにあたり絶対に忘れてはいけない精神や真心があると考えます。
それは、「有難い・ありがとう」など「感謝」の気持ちです。
超絶、ありきたりなことを言ってるのは自覚してますが、
正直言って、
今のU14には最もこれが足りないのが、残念ながら事実なんです。
迎えた、
2019年度・神奈川県クラブジュニアユース・U14サッカーリーグ
第1節
対 足柄FC
足柄FCの皆さん、対戦ありがとうございました!!
この試合は私にとって、特別な試合でした。
伝え続けて1年間が経って、春休み中にも、新年度が始まっても伝えて。
福士コーチにも、嫌な役回りにも関わらず、暗黙で私の考えを理解し、察して頂いて、
監督の僕では伝えきれない部分を、厳しい言葉でU14に伝えてもらった日もあります。
本当に、感謝しております。。
そんな彼らU14がどんなサッカーを見せてくれるのか。
内心ワクワクしてこの日を迎えました。
結果は、
0-8で敗戦。
U13の選手は、本当によく最後まで諦めずに闘ってくれましたね!!
中学生になり、初めての公式戦がU14リーグにも関わらずです。
少年の頃と比べれば、
広いピッチ・多い人数。
最大で40分、最低でも30分も長い試合時間。
ましてや、U14と試合に出るのが初めてという選手も。
柴田コーチにアドバイスして頂き、スタートのメンバーは決めました。
不安や戸惑いがあって、
条件・環境・ルール・年代は違えど、
サッカーはサッカー。
試合は、試合。
やるからには、勝つ。
U14の選手はというと。
全員とまでは言いませんが。。
「失点してしまった・・・。やってしまった・・・。」
「キツイ。暑い。苦しい。」
「グラウンドがデコボコで上手くプレーできない。」
「お前が動かないからやられた。」
という状態に、残念ながらまた陥っていましたね。
試合後、ミーティングで彼らにある選択をしてもらいました。
グラウンドで練習をしていくか?
帰ってサッカーの映像を見て、研究するか?
どちらが正解でとか、アキトコーチがどっちを選んでほしいとかはないから、選べと。
彼らは研究を選びました。
U14のご家族の皆さん、彼らはちゃんと研究していましたか?(^^;)
リーグ戦後に行われた足柄FCU13と海老名FCU13の練習試合。
当然、U14リーグにフル出場したU13のメンバーも参加しています。
交代でベンチに戻ってきたある選手が、ふとした会話の中で私と柴田コーチにこんなこと言い出しました。
「さっきのU14リーグでも、自分がミスしたから失点して負けた。」
もちろん、1人の選手の責任で負けるなんてことは、到底あり得ません。
この選手の考えすぎな面もあります。
ただ私は、この言葉を聞いて不甲斐ない気持ちと、有難い気持ちになりました。
そこまで真剣にやってくれたんだなと。
ミズキ。チカキ。リョウマ。リュウイチ。シュンリ。ユウキ。ヤマト。カンキ。
君たちはこの言葉を聞いて、どう感じますか??
もちろん私は監督で、9人目の海老名FC6期生でもあるので、
あと約1年10ヶ月、どんな試合でもU14と時間を共にします。
でも、決してできないのが、ピッチに立つこと。
昨年までは、毎試合毎試合、指導者としては未熟ですが、指示を出してしまいました。
彼らに、どれだけ私が勝たせてあげたいか、勝負に拘っているのが本気か理解してほしい。
直接言葉で「俺は本気だ」というよりも、行動で示して、気付いてほしくてです。
ただ、やはり試合は選手のもの。
いくら自チームの監督であっても、犯してはならない域は必ずあります。
ましてや、育成年代。プロのサッカーリーグではないのだから。
彼らが悩み考える時間を与えられるのは、私です。
だから、できるだけ黙って信じます。
これは、U14の選手たちにも伝えて、理解してもらっています。
私は現役時代、サイドバックやセンターバックといった守備のポジションでした。
めちゃくちゃ下手でした。
だからこそ、体を張った泥臭いプレーと仲間を鼓舞する言葉で、
何とかチームメイトの攻撃に繋げ、貢献することがやっとの選手でした。
もしいま、私が中学2年生で、彼らのチームメイトだったなら、
残念ながら、今のU14の選手たちのために、体を張ってボールを奪って、パスを繋げたいとは思えません。
ミスをして、相手に倒されてしまっていても、失点するリスクが高くても、
この日のU13のような選手にボールを預けたい。
U14の選手たち。
上に書いたコーチの言葉をよく読んでから、
もう1度、いままでをよーく思い出して、
以下の事を考えてください。
・去年の合宿・練習試合、U15の選手たちはどうでしたか?
・去年のリーグ戦・今年の春休み・GW中の練習試合、U13の選手たちはどうでしたか?
・コーチが預けたいと思わない君たちに、パスは来ませんでしたか?
・足柄FCの選手たちの努力に、真剣に向き合って応じましたか?
・内容はどうであれ、諦めて試合をすることが相手チームの選手に対して失礼だとは思いませんか?
対戦相手だけではなく、
・普段仕事や家事で疲れ切っているにも関わらず、身体を休める貴重な休日の時間を削ってでも、
たとえどんな試合内容でも、諦めずに闘い続けてくれるだろうと信じて、
そんな君たちの姿を見て、元気を貰えたらと、応援に来て下さったU14・U13のご家族の皆さんに、
胸を張って、
「頑張りました!また応援してください!」と言えますか?
・自分の家族の人じゃないと、応援されても頑張れませんか?
・相手チームよりも、応援する人は少ないと頑張れませんか?
・自分の子どもじゃないのに、サポートしてくれている人がいること。応援し続けてくれる人がいること。
どれだけ尊いことか、理解していますか?
・応援している人たちやコーチたちが、
「自分ではなく、親や誰かの為にサッカー頑張れ!」
という意味で、サポートしていると勘違いしていませんか?
よーく考えて、行動にいますぐ移してみなさい。
最後になりましたが、
この日も暑い中、長時間に渡り応援してくださったU14・U13のご家族の皆様、
いつも応援して頂き、本当にありがとうございます。
ブログの冒頭にアップした中野多目的グラウンドの写真、意味不明でしたよね?笑
あれは、この間、彼らととことん話して、卒団まで続けようと決めた6期生によるルーティーンのようなものです。
地道にコツコツと。
簡単に言えば、「雑草魂」「塵も積もれば山となる」を残りの時間を使って体験し、経験に繋げるという狙いです。
ひどく時代遅れでお気楽で、「何やらせてんだ、そんなことよりサッカー教えろ!」
と思われてしまうかもしれません・・・。( ;∀;)
もちろんサッカーも教えますし、大事ですが、それ以外の部分でもU14には何か必要だと感じまして。
無い私のIQをフルに使って、あるコーチにアドバイスされたことを思い出し、
低コストで、身近な場所で経験できる最高の手段にたどり着きました。
私自身は、無駄な時間だとは全く思ってません。
まだまだ頼りなく、ブレてばかりで、時間の掛かる世代のU14です。
この日の試合を見て、「海老名FCのU14は、こんなものか」と幻滅させてしまっていたのであれば、
それは私の責任です。
しかし、悩んでもがきながらも、変化してきている選手がU14の中にいるのも事実です。
どうか、これからも彼らの成長を暖かく見守ってあげてください!!
宜しくお願い致します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。