12/27(木) 晴れ
さぁ、大会2日目。
決勝トーナメント
今まで話した事が現実になるのか?
楽しみな1日でしたね。

1回戦のお相手は、和魂SCさん。
試合をして頂き、ありがとうございます。
決勝トーナメントという事で、最初は5年生に任せました。
システムはここでは書かないので子どもたちに聞いて下さい。
4年生は数名以外、いまいち分かっていないようなので。
相変わらず、1試合目は動きが重いですね。

始まる前に、
『君たちは1試合目の入り方が悪いから、気を付けなよ。』
言ったんですけどね。
基本的に、試合ではあまり多くの事は言いたくありません。
何故なら、選手たちはロボットじゃないし、人間です。
人間は、必ず自分の状況を判断しています。
練習でどれくらいそこを落とし込めるか。
ここが最重要ポイントです。
だから、試合が始まったら選手の判断に任せます。

5年生は結構良いチームになりましたね。
初日と比べると、格段と観るものが増えました。
SPクラスの合宿という事で柏ケ谷FC・FCオリオン・海老名FCの混成チームなんですけど、
日に日にチームとして考える事、やらなければならない事が少しずつ分かってきた模様。
ただ、やはり混成チーム。
この2日間だけではどうしても教えきれない部分があったのも事実。
例えば、FW2人の動きが連携していないんですね。
OF面で協力する部分はあるのですが、DF面は全く機能していませんでした。
この2日間、何回も言ったんですけどね。
試合後、冷静になると分かっているようです。
でも、いつも試合後では困ります。
試合中にやって貰わないとね。

GKから開きすぎるなと檄が飛ぶのですが、本人たちは自分の好きなポジションを優先したようです。。。
ちなみにGKは今大会出た試合では1失点だけ。
見事なゴールキーピングでした。
今回の合宿で多くの事を話しました。
サッカーの考え方や、何故その練習が必要なのか?
一つ一つ君たちに話す言葉にも意味があるという事。
簡単に言えば、何故試合後ミーティングをしないでご飯を食べさせているのか?
何故、時間を掛けて食べている事を注意するのか?
何故、自分は2失点までは許すと言うのか?
ここでは書きませんが、そこには訳があるんです。
ちゃんと聞いていた子は家で聞かれても話せるはずです。
試しに、聞いてみて下さい。
本人の本気度のバロメーターです。
結果、キョウスケ1点、キヅキ2点、トウゴ1点の4-0で勝ち準決勝に進みます。

準決勝のお相手は、アントラーズレッド。
試合をして頂き、ありがとうございます。
ちなみに、写真はこれ ↑ だけです。写真撮影は、4年生に任せました。。。
昨日の練習試合では勝ちましたが、今大会1度勝った相手には負けているので・・・。
この試合、相手のベンチの声、プレッシャーに根負けしたかな。
プレッシャーを本気で掛けてくれる相手は最高に有難い事なのにね。
その中でどれだけ観えるか?判断出来るか?
自分に足りないものが、観えて来るんです。
そういうところでは、良い経験になりましたね。

今大会、失点をしていないGKカナタの失点も応えたのでしょう。
でも、ナイスGKでも失点はいずれ来ると思っていたんです。
観ている限り、攻撃を仕掛けて、それを奪われての失点。
ちなみに、見ると観るに解釈の違いがあります。。。
サッカーというものは失敗が無ければ成り立たない。
だから、ありなんです。
でも、それを想像以上に自分たちの責任にしたり、相手が強いと思ったりネガティブに考えるからダメなんですね。
精神的に大人じゃない。
勿論、失敗した原因は自分にある。
それは反省して然るべき。
でも、その失敗は成功を求めた失敗か、あるいは何も考えないで失敗なのか?
前者なら、その失敗は次に活きる。
後者なら、その失敗は次に何も活きない。
失敗も技術的な失敗、戦術的な失敗と色々あり、同列で考えて欲しくないんです。

そういう意味では、この3日間では伝えきれなかった。
もう少し時間が必要なんですね。。。
試合後、サッカーというスポーツの考え方を話しました。
分かってくれたかな?
でも、相手が強かったら、最高だと思うんだけどな。
最高の相手に勝つのが、嬉しいと思うの発想は自分だけなのかな。
結果、0-1で負けてしまいました。
でも、良いんです。
まだまだ課題は多いですが、この3日間、考えたプレーは増えたと思うし。
これは指導者として思うんですけど・・・、
この年代は本当に多くの技術・戦術を得るのに最高の学年だと思います。
最後の試合もそうですけど、彼ら本当に上手くなっているんです。
まだ所々ですが、観て判断しているんです。
全てではないですが、これは凄いと思いました。
実際、ジュニアユースでも同じことをやるのですが、多分3日間でこの変化はないと思います。
合宿の成果かな(笑)?
1人1人上手くなったな~って、つくづく感じました。
是非、各チームに戻っても続けて下さいね。

今日会場に着いた時、選手たちとミーティングでふざけて話してたんです。
『今日の決勝トーナメントは1回戦で負けても良い。
何故なら、今日俺は神様の息吹を感じた。
そのご加護をお前たちに使いたくはない。』
冗談ですけどね。
その後、しっかりミーティングをしました(笑)。
選手たちも
『ホントにひどいコーチだね。』
って、笑ってました。

さぁ、最後は3位決定戦。
勝てば3位に入賞する大事な試合ですが、あえて最初は4年生に任せました。
2失点までなら許すという条件で。
絶対3位にはなりたい5年生からは、相当プレッシャーを掛けられたでしょうね。
でも、4年生は全員を使いました。
選手の出場・交代に関しては、全て選手に任せました。
1日目、選手たちが訳が分からない選手起用をしたんです。
だから、その日に考え方は話しましたね。
選手を伸ばす時に自分も採用しているのですが、あるJ下部のクラブの考え方です。
システムはある程度は考えてプレーを出来ていたと思います。
でも、切り取るとその本質が分かっていない選手がいたのも事実。

例えばDF時にクリアばかりしていてどうするの?
仲間に繋ぐことが出来ないなら、ずっと相手の攻撃続きますけど。。。
必死になるとそうなる。
分かるんですけど、じゃあそれが今の自分って事になります。
よく頑張ってはいるんですけどね。
良く走るし、頑張るし。
でも、そこには全く判断が無い。
ただの玉蹴りになってしまいます。
ここをクリアしなければ、サッカーっていう競技は始まらないんですね。
前半はチャンスとピンチもありながら、何とか0-0で終えます。

後半は満を持して5年生登場!
開始3分でキヅキが先制。
その1分後には、キョウスケが追加点を挙げ2-0。
最後は、トウゴがダメ押しで3点目。
結果3-0で勝利。
見事3位でアントラーズチャレンジカップを終えました。
表彰式です。

ベストFW賞にキョウスケ。
他の選手も活躍していたのは事実。
1人しか選ばれないのでしょうがないですね(笑)。
優勝出来たと思いますが、この位の結果が妥当かな。
たった3日間で伝わったもの、伝わらなかったもの。
それを今後継続してやれば合宿は成功に近づき、やらなければ失敗になります。
これからの取り組みに掛かって来るという事です。

でも、全体的には楽しい合宿だったかな。
初日から比べると、格段に判断のレベルが上がったし、その結果プレーが早くなったからね。
悔しさを残した方が、これからの為になると思います。
自分の出来た事、出来なかった事を次に活かして下さい。
また来年、チャレンジカップに来ましょう!
そして、優勝しましょう!
また、今回多くの保護者の皆様が遠い所まで応援に来て頂きました。
そして、たくさんの差し入れを頂きました。
本当にありがとうございます。
選手たちには話しました。
『これだけ君たちは多くの人たちに支えられているんだよ。
それが分かったなら、挨拶くらいは出来るでしょ。
差し入れをくれたのは、自分の親だけじゃないでしょ。
だから、会場で会う人は誰か分からないけど、
もしかしたら応援してくれている人かもしれないよ。
恥ずかしい、恥ずかしくないの問題じゃないんだ。
だから、コーチたちは会場で会う人に挨拶をしなさいって教えているんだよ。』

ちなみに、こちらの写真 ↑ は準決勝で相手のシュートを身体でブロックした結果、
怪我して療養中のビッキーです。。。
皆様のおかげで今年も無事アントラーズチャレンジカップを終える事が出来ました。
本年も大変お世話になりました。
来年、皆様にとって良い年になると良いですね。
来年も宜しくお願い致します。